チョコタンとのお別れが今日に

翌朝、動物病院の先生に電話をかけました。
それは、安楽死をお願いする電話でした。

大好きな愛する愛犬の安楽死をお願いするなんて、まさかする事になるとは思いませんでした。

自分は何をしているんだろう・・、やめようか。
でも、苦しんでいるチョコタンを見ると、もう苦しんだまま亡くならせるのは嫌だと思いました。

電話したのは、かかりつけの先生ではなく、昨日往診に来てくれた先生です。
あの先生なら、チョコタンを優しく安心させてくれる・・。

そして、電話で、今日のお昼にチョコタンを病院に連れて行くことに決まりました。

本当はチョコタンとゆっくりお別れがしたかったのに、今日になってしまいました。

安楽死を家族で決めたのも、当日だったのです。
前日まで、家族皆決心がつきませんでした。

苦しむチョコタンを横に、何度も、チョコタンをこのまま天国に連れて行ってあげてください、と自然死を願いましたが、叶いませんでした。

チョコタンを病院に連れて行く前に、チョコタンの大好きだったガムやお肉をあげました。

チョコタンはもう最期になると分かっているかの様に、苦しみながらも全部完食しました。

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